Category Archives: Common English Mistakes

Process vs. step (手順)の違い

今回は、手順を説明する場合の”step” と間違えやすい“process” を取り上げます。 「最後の手順はオーブンのスイッチを切ることです。」と言いたい場合 (誤)The last process is to turn off the oven. (正)The last step is to turn off the oven. 【意味/ニュアンス】 Step:「個別の段階、個々の別々の手順」を表す。 process:「何かを行う過程、あるいは何かを作る上で必要な手段の全て」を意味する。 <例文> The process consists of two steps. –(その過程{process}には2つの手順{step}があります。) Manufacturing an ipad is a very complex process. –(アイパッドの製造は、非常に複雑な工程です)

Of course vs. Yes, it is (勿論 vs YESの返答の違い)

よく使われる”of course”ですが、質問によっては単純にYESかNOで答える方がより的確な場合もあります。 <例文> A: Is Tokyo located in Japan? (東京は日本にあるんですか?) B: Of course. (もちろん。)→  B: Yes, it is. (はい、そうです)→ 【要注意】 情報に関する質問に「of course」 と答えると相手を見下したニュアンスに聞こえてしまいます。 なぜならば「東京が日本にあるのは当たり前でしょ、なんて馬鹿げた質問だ。」という含みがあるからです。 そのため、Yes it is. またはNo, it isn’t.のように答えるのが適切です。 また答えがわからない場合は「I don’t know.」と単純に答えればいいでしょう。 Of courseの使い方は、具体的な許可や援助を求める質問に対する返答でよく使われます。 【例文で確認しよう!】 A: Is it all right if I take a long break tomorrow? I have a doctor appointment. (病院の予約があるので、明日長めの休憩を取ってもいいですか?【許可をもらうための質問】) B: […]

Hear vs. hearingの違い

よく私たちはヒアリングという言葉を使いますが、hearは使い方によって大きな誤解を招く事があります。 例えば、会議で「~がわからなかった」と、 言う場合に本来はunderstandが使われる表現に間違ってhearを使ってしまうと、「ヒアリング(聴解:聞くこと)が出来なかった」と誤解されてしまいます。 I couldn’t hear what she said. (彼女が何を言っているか聞こえなかった) I couldn’t understand what she said. (彼女が何を言っているかわからなかった) I couldn’t hear what she said. は、相手の声が小さい、技術的な問題(ノイズ)がある為に「聞こえない」ことを意味します。 å‹•è©ž “hear” は、「音や音声を聞く能力」を示す場合に使われます。 <例文> I could hear the sound of the ocean from my room. –(私の部屋から海の音が聞こえました) The telephone connection is not good. I can’t hear you. –(電話の接続がよくないようです。あなたの声が聞こえません。) もし聞き取れなかったとしても、相手の言葉を「理解できなかった」時はnot understand, 「聞き逃した」場合はnot catchを使いましょう。