Janglish: at first vs. first の違い

今回は、意味を一緒にされやすいfirstとat firstについて解説します。
いくつかの説明項目があるプレゼンなどで、何気なく前置詞をつけてat firstといってしまうケースが多いのですが、順番立てて何かを説明する際には、最初の項目についてat をつけないfirst(第一に、まず)を使います。

Second (第2に、次に)やfinally(最後に、終わりに)などと項目を並べ上げていきます。

At first, I would like to introduce myself.
First, I would like to introduce myself. (まず、自己紹介をさせて下さい)

First, before we begin the discussion, I would like to give a short presentation.
My first point is about cost, and my second point is regarding quality.
(まず、討論を始める前に、短いプレゼンをさせて頂きます。私の第一のポイントは、コスト、第二はクオリテイです。)

At firstは「最初は、初めは」という意味で、現在と異なる過去の状況、状態、印象などについて話すときに使います。

I attended a difficult lecture last week. At first, I couldn’t understand anything the professor said.
–(私は先週難しい講義を受けました。初めは教授の言っている事が全くわかりませんでした。)

He seemed nervous at first, but after a while, he relaxed.

–(初めは彼も緊張している感じでしたが、しばらくしたらリラックスしていました。)

前置詞1つで意味が変わってしまうため、信頼性のあるプレゼンをする為にも、原稿時点でfirstかat firstかきちんと確認しましょう。